KeePassについて
はじめに
この記事はSLP KBIT Advent Calendar 2014の22日目の記事になります。
せっかくなのでこれまでに誰かがにSLP KBIT Advent Calendar 2014で書いたことに絡めて書きたいと思います。
SLP KBIT Advent Calendar 2014の5日目の記事にあったパスワード管理ツールの1つである、『KeePass』を紹介します。
KeePassとは
KeePassとはオープンソースのパスワード管理ソフトです。
パスワード管理ツールの中には有料のものが多いですが、これは無料で使うことが出来ます。また、他のパスワード管理ツールだと提供元のサーバに保存するものもありますが、KeePassは任意の場所に保存できるので、自分がいちばん信頼出来る場所に保存することが出来ます。Dropboxなどのクラウドストレージを用いることで、複数のデバイスで利用することも出来ます。
使ってみよう
やり方はおそらくググったほうがわかりやすいと思うので、ここでは簡単に書きます。
特に環境がWindowsじゃない人は読むだけ無駄だと思うのでググってください。
ダウンロード
公式サイトからソフトをダウンロードします。
1.xxと2.xxがありますが、並行して開発が行われているようです。
保存されるファイルの形式などの違いがありますが、よくわからなければ2.xxでいいと思います。
インストール
最初に言語を聞かれますが、残念ながらその選択肢に日本語はありません。選択肢の中から読めそうな言語を選んで頑張ってください。
日本語化
インストールで発狂した人、あるいは発狂しそうになった人は日本語パッチを入れましょう。
ここからインストールしたバージョンに合うものを落としてきて展開します。
KeePassをインストールしたフォルダ(2.xxを落とした人はデフォルトだとC:\Program Files (x86)\KeePass Password Safe 2)に展開した中身を置きます。
KeePassを起動し、View→Chenge Language(インストール時に英語を選択した場合)を選び、日本語を選択してください。
ここから先は日本語環境を前提に書きます。
データベースの作成
パスワードを記憶するデータベースを作成します。
ファイル→新規をクリックします。
任意の場所に任意の名前でデータベースファイルを保存します。ここで、Dropboxなどのクラウドストレージに保存すると、複数のデバイスで利用することが出来ます。
マスターパスワードの設定
上で保存したデータベースを開くためのパスワードを設定します。
このパスワードがバレると中に登録しているパスワードを見ることが出来てしまい、意味がないので出来る限り強固なパスワードを付けてください。
しかし、このマスターパスワードを忘れると2度とデータベースにアクセスできなくなるので注意してください。(秘密の質問のような救済処置は一切ありません)
パスワードの保存
記憶させたいパスワードを登録します。
編集→エントリーの追加 をクリックします。
登録したいタイトルやユーザー名、パスワードを入れます。
ここで、パスワードを生成することも出来ます。また、生成するパスワードの条件を変えることが出来ます。
登録したパスワードを用いてログイン
ログインしたいアカウントを、一覧の中から選択し、右クリック→パスワードをコピー でパスワードをクリップボードにコピーすることが出来ます。あとは、そのパスワードを貼り付けてログインするだけです。
導入と使い方は以上です。ね?簡単でしょ?
ブラウザとの連携
上で書いたようにいちいちコピペしてログインしてもいいですが、少し面倒です。
ブラウザの拡張をいれて連携させることでさせることで、ユーザ名とパスワードを自動的に入力することが出来ます。GoogleChromeだと”ChromeIPass”、FireFoxだと”KeeFox”があります。やり方は各自ググってください。
携帯端末での利用
KeePassは”KeePassDroid”というアプリでAndroidでも利用することが出来ます。
ただし、データベースの読み書きがローカルストレージからしか出来ないので、Dropboxで連携する場合は”DropSync”というアプリでクラウドとローカルの同期をする必要があります。
参考文献
多数のパスワードを安全に管理できるツール「KeePass Password Safe」 | SourceForge.JP Magazine
KeePassの便利な使い方 | Synclogue Blog
【特集まとめ】各種サイト等のパスワードを母艦/Androidで共通管理するKeePass徹底活用テク | あんどろいどスマート